Technic(含 Expert Builder)シリーズにはいくつか定番的なモデルがあって,ヘリコプターもその一つです.他には(当然のごとく)車,バイク,ホバークラフトや,「現場系」と呼ばれる工事現場で使われるクレーン車,ブルドーザー,パワーショベルといったものがあります.ここでは,ヘリコプターの変遷を年代を追って観てみることにしましょう.では,ヘリモデルのリストです.多いだろうなあとは思っていたのですが,まさかこんなにあるとは調べてみるまで思いませんでした.ほぼ全てリストアップしているはずです.Universal Setの組み替えパターンの1つに多いので(ほぼ全てに入ってます)調べるのはかなり大変でしたが,BrickShelfでマニュアルまでは調べました.ただ,Universal Setの箱に写真だけ載っているモデルまで調べるのは大変なのでご勘弁を... まずは番号順です.
となっています.たぶん全部リストアップできたはずですが,他にご存じの方がおられましたらお知らせ下さい.
手元にあるもので,レビュー待ちやもったいなくってばらしてないものをまとめて写真を撮ってみました.左と右は撮った時期も違うものです.左の写真は左から#8844,#8062,#8412,#8253です.右の写真は左から#1292,#8204(後ろ),#852,#8062,#8444で,一番右に参考のためZNAPのヘリコプター#3571を並べてみました.同じモデル#8062を基準にして比べてみて下さい.こうしてみるといかに#8844のローターが長いかって事と,#852が大きいかって事がよくわかると思います.ZNAPも妙にデカイですね.体積/コスト比率だとZNAPは一番高くてTechnicは一番低そうな気がします.
ヘリコプターモデルをさらに分類すると,大きさの他に,ローターの数(1ないし2),キャノピー(コックピットのカバー)の有無,羽根の枚数(2,3,4)などで区別できそうです.細かなことになると,足?の作りとか,サブローターも回るかどうか,Flex Systemを使っているかも面白い視点です.ただ,ツインローターは#8062しかありません.
基本的にTechnicManiac内にレビューがあるものはそのページへ,無いものでも写真があれば載せていますが,所有していないものや写真も無いものはLUGNETの該当ページへリンクを張っています.
さて,では年代別に観ていってみましょう.ほとんど全て持ってはいるものの,レビューする暇がなかったり,箱の中だったりするので,写真が少なくて申し訳ありません.
2000/09/07記
バイクの変遷にも興味がある方はこちら.
#8225のレビューに伴ってリンクの変更と写真を追加.
2000/10/04記
#8825のレビューに伴ってリンクの変更と写真を追加.
2000/10/23記
#8030のレビューに伴ってリンクの変更と写真を追加.
2000/10/30記
Access counted since 2000/09/07
|
954 Sky Copter
|
1977年 同じものなのですが,ヨーロッパとアメリカとで番号が異なります. |
|
1981年 #857とは明らかに異なる流れのデザインですね.軸で丸く組まれたキャノピーなど,以降のヘリモデルのデザインに間違いなく大きな影響を与えています.#8844->#8640->#8836-> #8412->#8215と続く流れを見ると何となくわかると思います. |
|
1982年 Universal Setの中にある赤いモデルです.小型のものはこれが原点となるようですが,残念ながらマニュアルには記載が無く,箱の写真だけです.もうすぐレビューしますので,しばらくお待ちください. |
|
|
1982年 #8844を少し小型にした感じといえばわかるでしょうか?ただ,色は黄色なので不思議な雰囲気です.残念ながらローターの角度を変えることはできませんが,サブローターは連動します. |
|
1984年 同じくUniversal Setの中にあるモデルです.小型のものはたいていサブローターは付いているだけですね. これは,キャノピーが透明部品でできていて,ローターの付け方に特徴があります. |
|
|
1984年 またまたUniversal Setの中にあるモデルです.Universal Setのものを含めて中型のヘリの多くは#8090を原点としているようです.モーター付きなので,ローターが回ります. |
|
1986年 #8020の流れを汲むデザインです.ただ,羽根が3枚になっていることと,小型でもサブローターが連動するところにデザイン上の工夫が見られます.このモデルが以降の小型モデルの原点といえるでしょう. |
|
|
1986年 軸で組み上げたキャノピーを見ればわかるように#8844直系のデザインです.ただ,このモデルからローターの羽根を3枚にするための専用部品(%2712 Technic Rotor 3 Blade)が登場しました. |
|
|
1986年 キャノピーがないところからわかるように#852の流れではあるのですが,かなり小さいので,迫力はありません.脚は車輪になっていて,小型の3本足はこのモデルから始まりました. |
|
1989年 #8035そっくりだというのは見ればわかりますね.「赤」はヘリでもよく使われているのですが,カッコイイですね.残念ながら,これはサブローターは回りません.でも車輪とメインローターが連動しています.よくあるおもちゃのようです. |
|
|
1989年 #8050にかなり近いデザインですが,モーターがないので,手で回すような仕掛けがあります. |
|
|
1989年 #8034にモーターで動く仕掛けを入れたもの,というのが最も近い表現です.デザインはほとんどそのままの気がします.色まで同じ黄色です. |
|
|
1990年 はじめてのカーゴヘリ(貨物運搬用)です.電池ボックスを貨物コンテナに見立てるというユニークなアイデアがいいですね.カーゴタイプはこれと,#8062,#8277の3つしかありません.これは,当然モーターでローターを回します. |
|
1991年 キャノピーを軸ではなく,プレートとリフトアームで組むというデザインをはじめて採用したモデルです.そのために,小さいけれども,がっしりした感じになっています. |
|
1992年 究極のヘリモデルと言っていいでしょう.Flex Systemとヘリ専用部品を3つ(%2907 Technic Ball with Grooves,%2908 Technic Helicopter Rotor Holder,Technic Rotor 3 Blade(型番不明))も使って構成された操縦システムは,操縦桿とローターの傾きが見事に連動し,前後左右同時に傾けることが可能です.もちろん,サブローターも連動.車輪も出し入れ可能で,逆回り防止付きウインチまで付いています.さすがはフラッグシップモデルです.ギミックたっぷりなんですが,その分大きくなっているのは当然ですね.ここまでのものは以降ありません. |
|
1993年 メインモデルはプロペラ機で,そのプロペラがボディに推進器として付いているユニークなデザインです.キャノピーは#8844ゆずりですね.後輪にサスペンションがあるのも同じです. |
|
|
1994年 #8034の直系にあたるデザインなのは明らかです.#8090->#8050->#8034->#8054->#8032とUniversal Setだけのデザイン系列があるんでしょうか? |
|
1994年 Technic唯一のツインローターヘリです.2つのローターは連動します.カーゴヘリとして,後ろのドアの開閉ができるのも特徴ですが,意外と中はすかすかです.実際にはカーゴルームに何か入れておくので,あまり気にはなりません.また,デザイン的には他のUniversal Setの影響も大きいようです. |
|
1994年 ヘリモデルではじめてチューブを使った曲線を取り入れたモデルになります.極めて細身のデザインですが,ちゃんとサブローターも連動するところはさすがです.また,脚にビームや車輪ではなく,軸を使ったのもこのモデルがはじめてになります.その点では中型モデルの転換点に当たるともいえそうです. |
|
1994年 ホバークラフトのセカンドモデルですが,メインモデルよりもかなり部品が余るのがどうも気になるところです.#852の流れを汲むデザインですが,こちらはキャノピーが軸で組まれています.また,脚にもこのモデルでしか使われていないゴムブロックが使われています. |
|
1995年 レースカーのセカンドモデルという珍しい例です.ただ,ギミック的にはエンジン(ピストン)がメインローターと連動する以外には何もなく,サブローターもなくて,尾翼になっています.全体的に上の#8824を小型にした感じですが,脚は車輪になっています. |
|
|
1995年 これはヘリコプターではあるんですが,Control Centerを使ってリモコンで動かすことができ,それで前後左右に本体の傾きが変えられるようになっています.そのために,着陸台からボディまでが繋がっているので,構造が従来のヘリモデルとは根本的に違います.メインローターとサブローターがモーターで連動する以外に,他のモデルと共通するギミックはありません.デザイン的には#8856の影響が強いようで,少し幅を細くすると似た感じになります. |
|
1996年 |
|
|
1996年 Modul System(ピン付きブロックによるモジュール化)を採用した唯一のTechnicモデルです.センターの車輪+ギアモジュールに様々なモジュールを付け足していくのですが,ヘリはかなり適当なあつかいです.とりあえず,メインローターと車輪が連動します. |
|
|
1996年 牽引車とそれに引かれる台車,さらに台車の上に乗るヘリコプターの3つがセットになった3 in 1モデルです.ある意味かなりお得だといえるでしょう.さて,肝心のヘリコプターは#8225と#8223を足して2で割ったようなデザインです.メインローターはハンドルで回せますが,サブローターはなんとスクリューです.色が黄色なのが面白いです. |
|
1996年 チューブを全面的に採用した曲線フォルムとFlex Systemを用いた操舵系,軸を使った細い脚など,かなり「カッコイイ」モデルです.ここまでのヘリコプターモデルの集大成といえます.デザイン的には,4本の軸を集めて構成されたサブローターへの細いフォルムがユニークです.もちろん,サブローターもちゃんと連動します. |
|
1997年 三枚羽根で脚が車輪と#8286そっくりですが,サブローターとしてプロペラが付いています.プロペラもメインローターと連動してハンドルで回せます. |
|
|
1997年 #8032のところで述べたUniversal Setのデザイン系列と,#8215で述べた中・小型モデルの系列が交わったのがこのモデルといえるでしょう.全体的なフォルムは#8032の流れにあるんですが,脚やサブローターの辺りは#8215の流れに近いものがあります.また,このモデル独自のユニークな仕組みとして,ハンドルを回すのではなく,レバーを押す(引く)事で動力を伝えるようになっています. |
|
|
1997年 数少ないカーゴヘリです.中央に全てのモデルで共通に使う動力ギアモジュールを使い,その周りにながーいビームとチューブを使ってフレームを組み,そこから,潜水艦と,ヘリ,恐竜へと別れるモデルの一つです.後ろのカーゴベイはちゃんと開閉して,小さな車が中に入るようになっています.他のモデルとデザイン的な共通点はほとんどありません. |
|
|
1997年 スマートなジェットヘリです.Fiber Optic Systemを使ってエンジン周りを光らせています.デザイン的にはUniversal Set系列と#8412の影響があるようです.メインローターをハンドルで回すと,エンジン周りのFiberが順に光ります. |
|
1998年 ちっちゃなプロペラ機のセカンドモデルです.以降の(超)小型ヘリモデルのデザインはこれの影響が大きいようです. |
|
1998年 イトーヨーカドーモデルの一つです.すごく細身で幅がブロック4つしかありません.WASPというのは「スズメバチ」のことです.車輪とメインローターが連動しますが,サブローターは動きません.デザイン的には#8412の影響が大きいようです. |
|
1999年 ホバークラフトのサブモデルですが,チューブを使った羽根ははじめてですね.下の車輪とローターが連動するのは,この時期の小型モデルの共通点のようです.#8204と機構的には同じだと思います. |
|
1999年 これはヘリといっても,8252 Beach Buster,8255 Rescue Motorbikeという1999年のレスキューシリーズ(勝手に名付けてます)の一つとして捉えた方がいいでしょう.ハンドル付きメインローター,着陸脚,サブローター,ウインチ,コックピット(本体)の5つに分解可能で,かなり変わった付け方もできます.このシリーズだけといえばそうなのですが,デザイン的にはいいものだと思います. |
|
1999年 CyberSlamシリーズで,メインモデルはジェット機?です.このシリーズ,セカンドモデルにはあまり力が入っていないようで,これも,ローターは付いているだけで,ハンドルで回すといったギミックはありません.ただ,矢を飛ばすことはできます.大きさ的には中型かもしれませんが,部品数等から考えて小型の分類にしました. |
|
1999年 #8412以降のはじめての本格的ヘリモデルです.デザインもかなり斬新で,コックピットの直列化,チューブを多用した曲線と,長い軸を使った直線の組み合わせと,ウイング(%32190等)によるスマートなフォルムが特徴です.操縦系もFlex Systemとステアリング部品(%6540 Technic Steering Arm Large)を使っていてギミックとしてもかなりの出来です.また,操縦席もよくある椅子部品ではなくて,コネクタを使って丸い感じを出しています. |
|
8005 Ice Explorer
|
2000年 カバヤロボライダーシリーズの中のちっちゃなヘリコプターです.2000年はヘリコプター不作の年なのか,これしかありません.ちょっと残念ですね. |
This page was created by FishBone